Horror好きが行く!

怖いもの好きが書く映画・本・もろもろの記録

イグジスツ 遭遇(2014年 アメリカ)

夏休みにテキサスのビッグ・シキット保護区に向かった5人の若者たち。車で夜の林道を走っていると何かを轢いた衝撃が…以来彼らは得体の知れない何かに追いかけられ次々襲われていく!ん~期待しすぎると外すよ…とだけ言っときましょう。 

イグジスツ 遭遇 [DVD]

イグジスツ 遭遇 [DVD]

 

 映画のほぼ冒頭で「ビッグフット」の目撃談がある場所ってネタバレしてますから! そして必要性のわからないビデオカメラ目線(POVね)。やたらと喚きまくる5人ですが、(以下ネタバレますので反転して見てください要はビッグフットさんが怒りまくりで彼らを襲っていたのです。その怒りの原因は、彼の子供を車で轢いちゃったこと。そりゃ~、怒るわな。面白いのが、最後に生き残った一番へタレな(カメラ小僧?)の男がビッグフットパパに「わかった、殺してくれ」って言うんだけど…とたん、ビッグフットパパは背を向けて行っちゃうんだよね。尻尾を丸めた犬には興味がないのか、それとも彼には充分な復讐ができたと悟ったのか(頭はよさそうな感じ)、殺さないんですわ。その後、へタレ君がどうしたのかはわからん(エンディングとなるので)。元はと言えば彼がビッグフットの話を伏せて、友人たちをここに連れてきたからで、あわよくばビッグフットをカメラにおさめてやろう考えがミエミエなので…このラストになんとも言えんやるせなさは感じましたね。でも怖くはないけど(笑。

ノーマッズ(1985年 アメリカ)

不思議なテイストの作品。なんだかよくわからなくてもう一度見直して…ようやく納得(?)。『ダイハード』のジョン・マクティアナン監督のデビュー作。 

ノーマッズ [VHS]

ノーマッズ [VHS]

 

 ※ ブルーレイがあるようなんですが…amazonではこれしか出てこなかった(笑。

導入部は大変引き込まれる。深夜の病院に担ぎ込まれたフランス人。血だらけでわめいているが、フランス語がわかる人がその場にいず、夜勤担当の女医アイリーンが対応する。彼女が男の瞳を覗きこむと、『ニ・ソン・パ ソン・デジノワ……』奇妙なメッセージを残し、男は彼女に襲い掛かるようにして倒れ、そのまま死んでしまった

その直後からアイリーンに謎の幻覚が見えはじめる。どうやら死んだ男、カリフォルニア大学の人類学者ジョシュア・ボミエ(なんとピアース・ブロスナン!)の記憶を追体験しているようなのだ。妻のニキと共にここに越してきて、新生活をはじめようとしていたが、壁の落書きから、どうやらこの新居で昔ミュージンシャンが殺人事件を起こしたことがわかるボミエの記憶を辿るがごとく、病院から姿をくらましたアイリーン。一方、アイリーンの家を訪ねた同僚が電話を取ると、アイリーンから調べ物を依頼されていた男(おそらく元夫?)が語った。「デジノワ」とはエスキモーの言葉で「イヌアト」と言い悪霊を意味すると。同僚はフランス語ができるらしく、謎の言葉を「彼らはイヌアトだ。近づくな」と訳した。

ボミエ(の記憶を追体験するアイリーン)バイカーのような身なりの妙な連中につきまとわれはじめる。逃げ込んで入った廃屋では、シスターからボミエさんね、あなたは深追いしすぎたわ。とにかく、この街からすぐに出て名前も仕事も変えた方がいいわ。なぜなら…彼らに気づかれたから」と意味深なことを言われる。が、時すでに遅く、ボミエは死んでしまった。一体、彼に何が起きたのか?

ちゃんと解決しませんが気になる人は以下ネタバレをどうぞ

続きを読む

暗い日曜日(1999年 ドイツ・ハンガリー)

聴くと自殺したくなる曲…という都市伝説で有名な『暗い日曜日。作曲された経緯をベースに作られた全くのフィクションですが、たまらなく暗い展開なのに、つい見てしまう不思議な作品。まるでこの曲のよう。ラスト全く予想外だったんで、素直に驚きました。

暗い日曜日 [DVD]

暗い日曜日 [DVD]

 

〈ストーリー〉舞台は1930年代のハンガリー・ブダぺスト。レストランオーナーのラズロとその恋人のイロナは、店での演奏のためにピアニスト・アンドラーシュを雇った。次第にアンドラーシュとイロナは惹かれあい、アンドラーシュは彼女のために『暗い日曜日』という曲を作曲、その歌をイロナへの誕生日プレゼントとして贈る。やがてアンドラーシュが作曲した「暗い日曜日」はラズロの力添えでレコードとして発表されたのだが、程なくしてその曲を聴きながら自殺する人々が続出し、「暗い日曜日」はいつしか「聞くと自殺する歌」として恐れられるようになっていく。そんな中、かつてラズロとイロナのレストランの常連客だったハンスがナチスの幹部として戻ってきたことにより、物語は急展開を迎えることになる。(Wikiより引用) 

冒頭、 レストラン・サボーお爺さんが妻を連れて誕生日のお祝いに来る。80歳の誕生日。お爺さんは『暗い日曜日』の演奏をリクエスト。が、ピアノの上の写真を見たとたん、倒れ、心臓麻痺で帰らぬ人に…。オーナーのサボーが言う。「あの曲のせいだ呪われた歌だ。愛のために書かれたのに…彼女のために…60年前に」

で、舞台は1930年代に飛ぶ。まずね、写真の女性、イロナがホントにイイ女。わかってて、胸元見える服着てるね、あれは。実際、彼女目当ての男性客も多い。でもって、ラズロも不思議な男。普通、若くてカワイイ恋人がいたら、心配でしょうがないはずだけど…ところがどっこい、アンドラージュと彼女をシェアするんだよね。イロナもなぜかそれに同意。で、不思議な三角関係が続く

そして上記にあるように暗い日曜日』が作られる。まず、初めて演奏された日に絵描きの常連客ドイツ人青年ハンス自殺…しますが、ハンスは河に飛び込んだところをラズロに助けられる。大胆にもハンスはイロナに結婚を申し込んだんだけど、あっさり振られたのです。それだけで自殺する…ってのも若さなんですが、ここで助けられたラズロに恩義を感じていたのか、それともイロナがあきらめきれなかったのか…数年後レストランにやってきたハンス。が、ナチス親衛隊の服を着て、見た目だけでなく、中身も変わってしまったと感じるラズロ。ハンスは半ば強制的にアントラージュに『暗い日曜日』を演奏させる。彼を助けようと歌ったイロナは堪えきれず、席を外すが、その時銃声が!

(以下ラストまでネタバレします)

続きを読む

ピラニア(1978年 アメリカ)

ジョーズ』の亜流作品と位置づけられてますが、わりとちゃんとした生物パニック映画です。…が、正直、アジャ監督リメイク『ピラニア3D』(2010年 アメリカ)の方が面白かったかも。 

ピラニア [DVD]

ピラニア [DVD]

 

 〈ストーリー〉夜の山中をハイキング中、偶然見つけた施設に入り込んだカップルが、施設内のプールで何かに襲われた。数日後、行方不明となった二人を探すため現地にやって来た女性調査員マギーは、酔いどれガイドのグローガンを雇って足取りを追い、施設へたどり着く。そこは陸軍の極秘施設であり、プールには兵器として品種改良されたピラニアが飼育されていた。プールの中を確認しようとマギーが水を抜いたことにより、獰猛な群れは河川に放たれ、殺戮を繰り返しながら下流のキャンプ場に迫る。(Wikiより引用) 

言ってしまえば…おっちょこちょいのマギーが、いきなりプールの水を抜いたのが始まりなんです。その抜けっぷりは映画冒頭から表現されてますが、相棒ポール(・グローガン)共々、何とか下流の方々に危機を知らせようともがくのですが後手後手に回りリゾート開発地は阿鼻叫喚の地獄絵図に。まだ、ポールの娘の方がしっかりしてますね(キャンプで襲われている皆を助けにボートを繰り出す…エエ子や)。でもって、ポールの奮闘により工場廃液が流され殺人ピラニアは全滅。軍の極秘実験に関わってた女博士が「(海に万が一流れたとしても)淡水でしか生きられない魚なので死滅します」と不気味な微笑みと共に説明してお終い

が、映画見た方は知ってると思いますが殺人ピラニアは海水でも生きられるように改良されていたのだあの女博士はそれを知っていたはず(主研究者だった博士と親しかった様子なので)。

リメイクがオリジナルを凌駕するのはあまりなかったのですが、この作品の場合は『ピラニア3D』の方がハラハラドキドキして面白かった(なおかつグロ度も倍増)のでリメイクを薦めてしまいますね。 

ピラニア [DVD]

ピラニア [DVD]