ソムニア~悪夢の少年~(2016年 アメリカ)
夢を具現化できる不思議な力を持った少年…しかし、同時に彼の夢には「キャンカーマン」という恐ろしい魔物が棲んでいた……怖いというよりも物悲しい話です。
息子ショーンを亡くした夫婦ジェシーとマーク。詳しくは語られないけれど、ショーンは自宅の浴室で溺れたらしく、夫婦は互いのせいにし、なんとか前へ進もうとする夫マークと違い、ジェシーは眠れず、睡眠薬が手放せない。
そんな二人は8歳のコーディを養子に迎えることに。素直でかわいらしい少年だったが、コーディネーターの言うとおり睡眠に障害を抱えていることはたしかなようで、眠るのを怖がり、興奮剤やカフェインを摂っていた。
ある晩、コーディが眠った数時間後、ジェシーたちは綺麗な蝶が居間中を舞っている異様な光景を目にする。コーディが夢を具現化できる能力を持っていると知ったジェシーはショーンのビデオをコーディに見せる。その晩、夫婦の前にショーンが現れ、思わず二人は息子を抱きしめる。
一方、コーディには「いつもお前の側にいる」と囁く何者かがおり、恐れているのだが、眠気はいかんともしがたく、学校で眠っていると、クラスメートの男の子がいなくなってしまう(キャンカーマンにさらわれた)。自分のせいだとなんとなく気づいているコーディは眠るのを拒否するが、そんな彼に息子会いたさのジェシーは睡眠薬を飲ませて眠らせてしまう……その晩、悲劇が!
(若干のネタバレ&感想)
続きを読むファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年 アメリカ)
映画で殺される役だったママを救え!……って、まさかこの映画で泣かされるとは思わなかった(笑。スプラッタホラー映画の世界へ放り込まれたヒロインがファイナルガールとなって、殺人鬼を倒す。面白かった!! そんなに血みどろでもないのでホラーが苦手な人もカップルで、お友達で、楽しめるよん!
マックスは3年前に泣かず飛ばずの女優だった母アマンダを交通事故で亡くしてしまう。大学生に成長した彼女は、親友ガーティの兄ダンカンが副支配人をしている映画館で行われる80年代伝説的ホラー映画『血まみれのキャンプ場』リバイバル上映会にゲストとして呼ばれる。なぜならその映画にアマンダが出演していたからだ。
その場にはマックスに気がある男子クリスやその元カノで、マックスの元親友(?)ヴィッキーも。映画が始まるが、性質の悪い客がこぼしたウォッカ(たぶん)にまた別の客のタバコの火が落ちて、たちまち引火(笑。古そうな映画館はたちまち火の海&観客大パニック。スクリーン裏にも出口があると言うダンカンに従い、マックスらはスクリーンを切り裂き、その裏へ行ったつもりが……彼らは『血まみれのキャンプ場』の世界へ入り込んでいた!
アマンダの役ナンシーはファイナルガール(最後に残る殺人鬼を倒す役…必ずと言っていいほど処女である)ではないので、カートに処女を捧げちゃった後殺されるのですが、映画の世界に入り込んだマックスはどうしてもお母さんとダブらせてしまって、助けようとするんです。その他、スラッシャーホラーをおちょくったような場面が多数登場し、笑えます。出てくるキャラもデフォルメしすぎ。
一方、映画内殺人鬼ビリーは「俺たち部外者だから死ぬわけないって!」って言ってたダンカンを切り殺し、ファイナルガールだったポーラも焼死! さて、マックスたちはどうやって生き残る???
面白いのでネタバレはしません。ナンシーとマックスの会話もベタだけど泣かされたし…(私だけ?)。エンドロールが流れてからも笑わせてくれます。
ハンズ・オブ・ザ・リッパー(1971年 イギリス)
切り裂きジャックに娘がいたら…というトンデモ設定ですが、意外にまともなホラー映画でした。オカルトを科学で解明しようとしていた古き良き時代(?)の名残も……
って、これ、私の生まれた頃の映画やん!(歳を数えないように!)19世紀末、娼婦を残忍な方法で殺し、騒がれたが結局今もって犯人がわかっていない”ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”。そいつに妻子がいたという設定ですな。今さっき、殺してきたばっかりで「帰ってきたぞ~」って、奥さん、血まみれのダンナの手を見て「あ、あなたがあの殺人鬼だったのね~」「ちっ、バレちゃぁしょうがねぇ(←なんて台詞はない)」ジャックは幼い娘の目の前で奥さんをナイフでグッサリ。でもって娘を抱き上げて「アンナ」ってキッス! その後、ジャックがどうなったのかは描かれず(投げっぱなし?)十数年経ち……
アンナはインチキ霊媒師のババアに引き取られ、交霊の手伝いをさせられておりました。交霊会を依頼したご夫婦は娘を亡くした気の毒な方なんですが、同席していた議員のダイサートや精神分析に入れ込んでいるプリチャード医師と結婚間近の息子マイケルもいる。プリチャードはさっそく霊媒師のインチキを見抜き、カーテンの陰に隠れていたアンナを見つける。
気の毒なアンナはババアがダイサートにお金をもらって、花の操(古っ)を奪われそうに。ダイサートが贈った宝石が暖炉の灯りにきらめき、頬にキスされた瞬間、アンナの幼い記憶がよみがえり……ダイサートの目の前でアンナはババアを殺したのであります。思うところがあったのか、外から霊媒師の家を眺めていたプリチャードは異常事態に気づき、家に入ろうとすると、出てきたダイサートとすれ違います。プリチャードがダイサートのことを伏せたため、警察も犯人不祥ということで、事情聴取は終わり、留置されていたアンナをプリチャードは家に引き取ることに。後にダイサートを家に呼び、アンナがババアを殺したと言う彼に精神論をぶちかまし、半ば脅すようにアンナの出自を調べてくれと命令。
一方、マイケルの婚約者で盲目の娘ローラが結婚式のため、到着。ローラを歓迎する晩餐会の店に姿を現さないアンナを心配してプリチャードが家へ戻ってみると……階上で血まみれの手で呆然と立ち尽くす彼女がいた…
(以下なるべく短くネタバレ)
続きを読むパラノーマル・アクティビティ5(2015年 アメリカ)
えっといきなり合間飛ばしてシリーズ物見るなっつ~の(笑。と自分に突っ込んでみた。そのくらい訳わからんでした。えっと1作目のケイティが暮らしていた家にライアン一家が越してきて…娘のリーラが「見えないお友達」と遊び始めますよ。
POV方式は嫌いなのに…なぜ見てしまったんだろう(笑。画面酔いはガタガタ揺れるところでは視線を外すなど回避する術(?)を覚えましたが…あの違和感はどうしても拭えません。生きるか死ぬかの瀬戸際になぜ録画し続ける??? そんなに録っておきたいのか? うちのレグザさんのハードディスクもたまにご機嫌が悪いと予約したのに録られてないことがありますが(笑、なんか…私はPOV向きじゃないんですね(向き不向きがあるのか?)。
えっと人の解説に頼ってしまってすみませんが、今までのシリーズを時系列で解説してくれている以下の方の素晴らしいページにて、今までのいきさつをご理解下さい。私にはうまく解説できる自信がない(たぶん1と2は見た記憶があり)。
https://元ボクサーの一念発起.com/2016/06/19/paranormal-activity5/
で、リーラはトビーという見えないお友達と話すようになり…のありがちすぎる流れと共に両親らがかつてこの家で起こったことを知るんですね(てか不動産会社にケイティなんて勤めてないって…先に確認せんかったの? ダンナは嫁を責めてたが)。
(以下ネタバレ)
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