美女連続殺人魔(1972年 イタリア)
日本公開時(1975年)の題名が『美女連続殺人魔』です。が、日本版DVDは出ていないよう…面白いのに。またも英語オンリーで見たので、適当な解説になってます。
冒頭コールガールがエレベーターの中でいきなり殺されます。
彼女が歩く姿を延々とらえたオープニングテーマもいい♪
満員のエレベーターの中で、コールガールの前に立つ謎の男。人混みの中で、手袋をはめ、着々と準備をする男の手元のみ映します。どんどん人が降りていき、彼女と男も降りるのかと思ったら、いきなり男が振り返り、彼女の口に手を当て、手術用のメスで腹部を刺します。…犯人のこの大胆さは、のちほど主人公ジェニファーの友人が街中で襲われるところでも現れます。…つ~か、イタリア人、あまりにも周囲に無頓着です。戸締りもいい加減だし(70年代なら日本もいっしょか)。
ヌードモデルのジェニファー(この女優さん美しいです、おっぱいもでかい)は建築家アンドレアの紹介で、友人マリリンとともにこの殺人事件のあったマンションに越してきます(第二の被害女性が住んでいた部屋なんだけど…細かいことは気にしないイタリア人?)。
ジェニファーを狙う何者かの影。が、彼女は思い当たる人物がいた。サディストの元夫アダム。実際、アダムは嫉妬に狂い、アンドレアにナイフを向ける。ところがアダムが何者かに殺され、ジェニファーたちの部屋で発見される。彼女の周囲を探っていた刑事たちはアンドレアを疑う。ジェニファーは彼がやったとは思えない。なぜなら彼は血を見ただけで気分を悪くするからだ。
ジェニファーとアンドレアは惹かれあい、結ばれるが、翌日マリリンが街中の人ごみで、いきなり刺し殺される。助けを求めるようにアンドレアにしがみつくマリリン。血だらけになったアンドレアを周囲が不審の目で見はじめ、彼は逃げ出したが…
殺人鬼は手術用の手袋にメス…しかし、周囲に医者はいません(単に犯人の趣味?)。まあ、犯人は意外といえば意外です。ラスト数分、驚きっぱなし。
余談ですが、刑事が二人出てくるんですけど、切手が趣味の上司に振り回されてる部下の人、いい味出してました。殺人が起こっているのにのんきにサンドイッチほおばってたり…ジェニファーとアンドレアがいちゃついてるのを見張りながらぼやいてたり…何言ってるのかわからなかったけど、うんざりしてるのは伝わってきた(笑。
この人です。名前わからなかったけど