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Horror好きが行く!

怖いもの好きが書く映画・本・もろもろの記録

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(2012年 イギリス他)

怪談話としては有名な(?)スーザン・ヒル『黒衣の女 ある亡霊の物語』原作ハリー・ポッター役で有名なダニエル・ラドクリフシングルファーザーを演じてます。良くも悪くも、手堅く作られた怪談映画。 

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 [DVD]

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冒頭、三人の少女が屋根裏部屋で仲良く遊んでいるのですが、突然、目つきがうつろになり、窓を開け(ちょうど窓も3つあるんだな~)、飛び降りてしまいます! 「私の娘たちが!」お母さんの叫び声がむなしく響く…

20世紀初頭のイギリスが舞台。主人公アーサーは弁護士…ですが、成績を上げられないのか(?)解雇されそうな状態。上司に遺産整理のために田舎町クライシン・ギフォードへ行くよう命じられる。アーサーは生活のため断ることができず、幼い息子ジョセフをロンドンに残し、旅立つ。

登場時からアーサーは疲れた顔をしており、愛妻がジョセフの誕生と引き換えに死んでしまったことが描かれてます。息子にもっと一緒にいたいと言われても、仕事を言い訳に避けている感じも。息子が妻に似ているそうなのでつらいんでしょうね。…とまぁ、主人公自身がすでに不幸モードなので、どんより曇り空のイギリスの風景がよく似合う。

で、やっとこさ、クライシン・ギフォードの郊外にあるドラブロウ邸へ入るアーサー。やっとこさ…と言うのも、このテの映画でありがちな場面宿を貸してもらえない・彼を見ると怯えて家に引っ込んでしまう村人・地元弁護士も非協力的…)が続き村人はドラブロウ邸を話題にすることすら忌み嫌っている感じなので、なんとか、館に入ったわけです。

さらには沼地の真ん中に建つこの屋敷、満潮時には道が通れなくなるため、夜間は絶対の孤島となる。アリス・ドラブロウ夫人亡き後、捨て置かれたようになっている館の中で、アーサーは一人書類整理。…正直、何の書類を探してこなければならなかったのか、私の理解力では不明なんですが、手紙や書類からドラブロウ夫人の息子が幼くして沼で溺れ死んだことじつは息子はドラブロウ夫人の妹ジェネットの子供だったことジェネットは精神障害があり、夫人が息子を見殺しにしたと逆恨みし、首を吊って死んだこと…などなどヘビーな秘密がわかっていきます

そんな中、黒衣の女の幽霊に誘われるように、次々謎の死を遂げる子供たち(冒頭の3人の少女も宿屋の娘たち)。黒衣の女の霊=ジェネットだと確信したアーサーは、自分の息子も狙われていることに気づき、彼女の霊を鎮めようと……

(以下ネタバレです)

 

 

唯一の友人サムの協力を得て、車で沼地に沈んだジェネットの息子の遺体を引き上げることに成功ジェネットの遺体の横に一緒に埋葬してやり、さて、一安心。明け方、こちらへやってきたジョセフと乳母を迎えに駅へ。サムと別れの挨拶をしている最中、ジョセフがふらふらと線路へ! 慌てて後を追うアーサー。列車が迫る!

サムは入ってきた列車の車窓越しに黒衣の女を見る。子供たちも。そして絶望的な表情で、線路を見下ろした。

一方、ジョセフを抱きとめ、辺りを見回すアーサー。駅は暗く、サムの姿も見えない。すると前方に明るい光が…光の中に立つ妻の姿を見て全てを悟ったアーサー三人で幸せそうに(←私には見えた)光の中を歩いていきます。おしまい。

 

…って、これじゃぁ『リング』のオチと一緒やんけ! 何のために泥水飲んで、遺体を引き上げたのか…ジェネット成仏してない感アリアリな終わり方。…と思ったら、やっぱ2が出来てる~! 『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』2015年11月公開…だそうです。個人的にはもういいかなぁ……

怪奇小説は嫌いじゃないので、原作は読んでみたいと思いますが(結構みなさん絶賛してる)… 

黒衣の女 ある亡霊の物語〔新装版〕 ハヤカワ文庫NV

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