ストレージ24(2012年 イギリス)
24時間営業の貸し倉庫に閉じ込められた人々が謎の化物に次々やられていく…主人公らの三角関係のゆくえが化物以上に気になるモンスターパニック物。よくできてるけど、しょせんB級です。
昨日のストレス(?)がたまり、確実ホラーなのを見ました。ただしB級ですが。
貸し倉庫。突然轟音がとどろき、何かが墜落したようである。上空も騒がしく、TVでは軍の輸送機が落ちたなどと報道している。
主人公チャールズと友人マーク。…というか、最初はマークの方がカッコよく見える。なぜなら同棲していた彼女に急に別れを告げられ、動揺しまくっているチャールズ。あきらめろ、忘れろよとクールになぐさめるマークである。
どういう了見でお互いの荷物を貸し倉庫に入れているのかわからないが、チャールズらが行ってみると、彼女シェリーとその友人ニッキー&クリスとはちあわせ。たちまちはじまる痴話げんか。チャールズがシェリーに未練タラタラなのだ。とはいえ、シェリー、老け顔+ブサイクなのよ。イギリス女優さんってこういう顔の人いるよね。友人ニッキーの方が確実にカワイイ。
そんな若人たちのゴタゴタの影で…警備システム直しにきたオッサン→受付のアンチャンと次々謎の化物に襲われていく。
どうでもいいとは思いますが、じつはシェリーはマークとイイ仲になってたんですねぇ。それがバレた頃にはもう、化物から逃げねばならない、しかし厳重な警備システムに閉じ込められてしまって出られないという最悪の事態。気まずいまま、チャールズとマークは倉庫に住み着いている謎のおっさんの協力を経て、ダクトを歩いて他の倉庫を見て周り、武器になりそうなものを探すことに……
(以下いちおうネタバレ)
怪物から逃げるうちに、どんどん卑怯な素顔を見せていくマーク。対してチャールズは情けない感じからどんどんカッコよくなっていきます。映画じたいはB級モンスター物なんだけど、この流れがおもしろかったなぁ。どブスなくせに二股女のシェリーが追いつめられているのを助けに行くチャールズとニッキー。マークは最後まで卑怯なまま、やられます(ざま~みろ)。どうにか3人警備システムを解除し、外へ出てみれば……映画『吸血ゴケミドロ』と同じオチや。ストレスたまる終わり方はB級ですね。