ダーク・フェアリー(2011年 アメリカ)
孤独な少女に何かが囁く…「一緒に遊ぼう」と。古いお屋敷の地下深く、棲んでいたのは…ギレルモ・デル・トロ製作・脚本といえばの期待通りダークだけど美しい映像です。
サリーは孤独な女の子。母親は新しい彼氏に夢中で、精神不安定な娘を父親アレックスの元へ送りつけたのだ。だがアレックスにもキムという恋人が。アレックスとキムは古い屋敷を修復し、売りに出すために住み込んでいる。そこでしばらくサリーも一緒に暮らすことに。庭の奥へ踏みこみ、偶然埋もれている地下室を発見したサリー。前家主のブラックウッド氏に父親の代から仕えている庭師のハリスは地下室に踏み込むことを嫌がる。特に子供を近づけない方がいいと……
え~、中盤でわかるので書きますが、地下深くの住民とは、妖精なんです。と言ってもティンカー・ベルみたいなかわいいのじゃなくて、屋敷しもべ妖精ドビー(byハリー・ポッター)の方が外見近い。この妖精たちは、子供の歯が大好物らしい。
サリー役のベイリー・マディソン。丸々してて(デブじゃないけど)、めっちゃかわいかった。当初、妖精は彼女の前にしか出てこないので、彼女の名演にかかっておりますが、演技も上手。母親にも父親にも邪魔にされていると思っている、序盤のヒネくれた態度。本気で相手をしてくれるキムに心開いていく様子。ホントに何とかしてあげたいな~、とキムでなくとも思ってしまいます。
が、ね~。あのラストは何ですか! 個人的には嫌い。あとアレックス役のガイ・ピアース。名優なのはよくわかってるんですけど…普通の男の役が似合わない(笑。何かやらかすんじゃないかという目でつい見てしまいます(私だけ?)。