REC/レック4 ワールドエンド(2014年 スペイン)
ん~、正直に言うと、先日見た吾郎ちゃんの『ほん怖』の再現ドラマの方が怖かったよ(笑。他所のみなさんも言ってますが、一体何をどうしたいのか?いろいろ二転三転する設定。もう単なるゾンビ映画でいいんでない?
2のラストからはじまります。アパートを感染者ごと爆破する命令がどこからか下り、あと3分ほどで爆破というところで…「助けて~」とアンヘラさんの声が。2のラストでメディロス(ガリガリの感染源の少女)に襲われてませんでしたっけ?
とにかく作戦突入していた特殊部隊のグスマンに助けられます。目覚めてみると、手術台の上で拘束されていて、血液採取されている。パニックのアンヘラに医師リカルテは「感染してないか確認しているだけ」と優しく(?)語りかける。何度か確認し、陰性だと判明すると、アンヘラは自由になった。グスマンがいて、ほっとするも、気づけば船の上。別の場所で感染が発生したこともあり(3のことね)、リカルテらは、解毒剤を開発するのだと言う。どうやら、解毒剤が出来るまで、アンヘラたちはまたもこの船(わりと大きい)に隔離されてしまったのだ。
あんのじょう、感染したお猿が何者かによって逃がされ、皆次々と感染。凶暴なゾンビみたいな状態で襲い掛かってくるのでした~~~
(面倒いが一応以下ネタバレ)
すいません、補足。自分、2を見ていなくて勘違いしていたようです。2はメディロスが悪魔憑きの少女として、秘密裡に神父によって例のアパート最上階に幽閉されていた。が、なぜか神父(じつは博士だったようだ)はメディロスの血液を研究していて、感染の実験か同様の子供たちを何人も作り出していたという…彼らやアパートの感染者と戦う神父(博士)の仲間の男と衛兵たち(と地下から勝手に入り込んだ若者たち)。が、ほぼやられてしまい…最後の最後にアンヘラさんが登場。神父の声じゃないと外への脱出許可が下りないので、アンヘラさん、メディロスの血液を手に入れるまではここを出ないと言いはる神父のおっさんを殴る蹴る(笑。おっさん「おまえ、乗り移ったな?」とアンヘラさんに。で、1の引きずりこまれた後が出てくるんですね。たしかに今回の作品につながる部分はありますが、結局「悪魔」は何の関係もなくなってますよ……
え~っと、1のラスト、引きずり込まれてワ~言ってるアンヘラさん…あの画像には続きがあったのです。メディロスに無理やり口開けさせられ、口移しにアンヘラに巨大なイモムシが移っていたのでした。よっしゃ、感染源(イモムシ)から解毒剤作れるぜ、とリカルテらはアンヘラの腹を開いて取り出そうとします(麻酔もしてやらない!)。が、感染者と戦うどさくさにまぎれ、アンヘラは逃げ出します。「私にはイモムシいないの、信じて~」と言いながらも、所々の監視カメラを叩き壊して歩くので、超怪しいです。彼女のファンでハイテクオタクのニックも、一時は彼女を疑ってしまうほど。が、まあ、引っぱることでもないので言いますが、じつはイモムシ君はグスマンの中にすでに移ってたんですよ。アパートで救出した時点で。
…ってか、最初「悪魔憑き」って設定で、神父とかからんでませんでしたっけ? 寄生体モノ? なぜ噛まれた人たちは凶暴になっちまうの? とりあえず、感染源である(あった)アンヘラとグスマンの身体は無事なんです(アンヘラに噛まれたリカルテも陰性でした)。
ラスト、リカルテがもうダメだと思ったのか自爆装置を作動。爆発までに救命ボートを手に入れ、脱出したのは、アンヘラとニック。船は大爆発。こりゃ、イモムシ君もオダブツかと思いきや…しぶとく生きてて、魚のお口へ。
もう、続きは結構でやんす(個人的には)。
ワールドエンドと銘打った割には、ラストで二人が乗ったタクシーの運転手さんはのん気でした。まだ蔓延までは時間がありそうだ。