マタンゴ(1963年 日本)
円谷英二特撮担当の変身人間シリーズ(?)の一部? 無人島に漂着した男女7人。しかしその島には恐ろしいものが潜んでいた……キノコにんげ~ん! 極限状況下に置かれた人間ドラマがジットリ重たい。
なんだかんだ、見るのは2度目です。1度目はキノコ人間の印象しかなかったんですけど……2度目は無人島で食料もなく追いつめられていく人間たちが、醜い争いを繰り広げる様を落ち着いて(半ば飽き飽き?)見ることができました。
キノコ人間(=マタンゴ)の造型は正直言ってしまうと、ウルトラQの怪人レベルである。ただ、この7人が漂着前はそれぞれ職業や立場ごとに上下関係があったんですけど、無人島でそんなのも関係なくなっていくと、勝手な行動をとりはじめたり、ケンカしたり、女の取り合いしたり(2人しかいませんのでね~)……そんな人間ドラマがうんざりするほど(笑、続きます。前に漂着した船から見つかった日誌から島に生えているキノコを食べてしまうと、キノコ人間になってしまうのは当初から知らされる事実なので、みんな食べまいと他の食物を探したりがんばるんですけど……理性はどんどん崩れていきます。
とにかく……長い! もう少し短くまとめられたのでは?この内容だったら。でもカルト映画と言われるだけあって、なにか不気味な雰囲気が印象的な作品です。