Horror好きが行く!

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アナベル 死霊館の人形(2014年 アメリカ)

死霊館』スピンオフ1作目。実際にあった超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が関わった心霊事件の一部。『死霊館』でもチラリ登場のアナベル人形曰くの物語。 

 〈あらすじ〉1967年初期、ジョンとミア・フォーム夫妻は第一子を待ち望んでいた。ある日ジョンは人形が好きなミアが探していたアンティーク人形を見つけてプレゼントする。その日の夜、ミアはお隣のヒギンズ夫妻の家から人が襲われているような物音を耳にし、その直後ミアもプレゼントされたばかりの人形を手にした女と男の殺人鬼に襲われる。ジョンと警察が駆けつけ男を殺害するが、女は自殺を図っていた。女はミアの人形を掴んだまま、壁に血でマークを残していた。女の血滴が人形の顔に垂れる。報道で加害者は隣のヒギンズ夫妻の娘であるアナベル・ヒギンズとその恋人で、2人は彼女の両親を殺害し、悪魔に関わるカルトの一味だったと明らかになる。 

人形にまつわる奇妙な事が起き、ミアはジョンに捨てるように頼む。その後、ミアは健康な女の子を産みリアと名付け、フォーム一家は新しいアパートに引っ越す。ミアが荷ほどきをすると、アナベルで知られる捨てたはずの人形が出てくる。さらに奇妙な事が起こるようになりミアと新生児を蝕む。彼女はアナベルとその恋人が魂を捧げ悪魔を呼び起こそうとしたカルトの一員であったと教えてくれた刑事と面会する。ミアは書店へ行き、エブリンという女性と出会い、本から怪奇現象はリアの魂を奪うために起きていると確信する。フォーム夫妻は教会のペレズ神父を呼び、人形を教会へ持っていってもらう。しかし、アナベルの亡霊と悪魔のような生き物が神父を襲い、人形は消えてしまう……(Wikiより引用) 

このジョンとミアが美男美女なため個人的にものすごく感情移入して見れました(笑。ちょっと時代も舞台であるマンションも『ローズマリーの赤ちゃん』 を彷彿とさせますが、この旦那ジョンは善良ないい男です(軽くローズ~のネタバレしてる?)。

ミアに近寄ってくるエブリンが…最初、超怪しく見えるんですけどエブリン……ごめんよ~! すごくいい人です!! ラスト、泣けました(またも軽くネタバレ?)。

正直言ってしまうと恐怖の点では『死霊館』や『インシディアス』の方が上です。人形も顔は怖いけど…呪い人形の恐怖で言ったら稲川淳二の『生き人形』の方がよっぽど恐ろしい。 

 

このシリーズや『インシディアス』の監督ジェームズ・ワンの作品ってけっこう家族愛というかまともな感じがしてました個人的に好きです。逆に言えば、ゴアとか求めちゃうと物足りない作品群なんですけど。出てくる悪霊の恐ろしさも家族の絆がちゃんと描かれていればいるほどより感じられるのかなと。あと全然関係ないですが、ワン監督の尊敬する人がデビッド・リンチダリオ・アルジェントって……作ってる作品と全然違くないですか?(笑 是非ジャーロやリンチ迷宮的な作品が見たいわぁ。

 

アナベル続編というか前日譚がありますね。機会あれば見るかも。

※公開したばっかりでした~~

wwws.warnerbros.co.jp