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死霊館(2013年 アメリカ)

実話を基にした幽霊屋敷モノ。言ってしまうと、悪霊と戦う話なので、映画『エクソシスト』などが好きな人は楽しめる…かな。

映画『死霊館』公式サイト (←音注意!)

死霊館 [DVD]

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アメリカでは非常に有名な超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が「最も恐ろしい事例」として封印してきた1971年の事件

…なんですが、その前に出てきたアナベル人形の方が怖い!!!

(と思ったらこの人形の話も映画になってた~『アナベル 死霊館の人形(2014)見たいっっ!!

1971年。ペロン一家は、田舎町の大きいが中古の一軒屋に越してくる5人も子供がいますが、みんな娘(男の子欲しくてがんばったのかなぁ…)。

もう、一日目から異変が起きます。寝室で異臭がしたり飼い犬が家の中へ入りたがらなかったり家中の時計が夜中の3時7分を指したまま止まってしまったり。とはいえ、父親ロン(トラック運転手)はこの家をかなり無理して買ったので簡単には引っ越せない…。

封じてある地下室を発見したり、末娘が見えない友達(ローリー)と話しはじめたり母親キャロリンが末娘と目隠し鬼をしていて幽霊(?)に遭遇したり…控えめだった怪異もだんだん大胆になっていきます。

家族全員悩むようになり、ある日、ウォーレン夫妻の悪霊払いの講演を聞いたキャロリンは、思いきって夫妻に相談することに。邪悪な霊に立ち向かうと妻の神経が消耗するので気が進まないエドですが、妻ロレインが彼らを助けようと決意。

夫妻は問題の屋敷へ

(以下ラストまでネタバレ

 

悪魔祓いの助手を務めるエドと透視能力(物に触れると持ち主の過去が見えたりする)があるロレイン。二人はペロン一家の中をそれぞれ調べます。屋敷の由来を調べてわかったこと…

・最初に家を建てた夫妻の妻が悪魔崇拝者で生まれたばかりの我が子を悪魔に捧げるため殺害

・それを夫に見つかった妻は、屋敷前の大きな木で首を吊って死亡

・次の家主は幼い息子(ローリー)が謎の死を遂げ、直後母親も首を吊って死亡(じつは悪霊にとりつかれた母親が殺してしまった

 

怪異を録画したものを見せ、ウォーレン夫妻が教会に悪魔祓いを求めている最中、ホテルに泊まっていたペロン一家に異変が母キャロリンが三女クリスティーンと末娘エイプリルを連れてどこかへ行ってしまった。キャロリンには悪魔崇拝の妻の悪霊がとりついている…ウォーレン夫妻は急いであの屋敷へ向かう

キャロリンに殺されそうになっていたクリスティーンは救出。人間とは思えない力で暴れているキャロリンを押さえつけ、ウォーレン夫妻は急遽自分たちで悪魔祓いを行うことに

一方、エドの助手は姿の見えないエイプリルを探し回る。床下に隠れているのを発見したが、キャロリン(悪霊)にも気づかれてしまう。娘に手をかけようとするキャロリンエドは聖書の言葉を唱え続けロレインもキャロリンの魂を呼び戻そうと必死に呼びかける

悪霊がキャロリンの身体から出て行った。除霊は成功した。一家は屋敷を出て、エドは自分の家の地下室にオルゴール(ローリーの霊がとりついている)をしまった。…おしまい

 

ウォーレン夫妻はいわくの品々(霊がとりついてるもの)を地下にまとめてしまっているんですね。映画の最初の方でインタビューされてて「燃やしてしまえばいいのに」と言われ、「これらは入れ物にすぎないから、入れ物に入れておいた方がいいこともある」という感じで答えています。燃やしたりすると逆に邪悪な何かが他所へ行ってしまうことを恐れている…ということでしょうか。

上には書かなかったんですけど、実はウォーレン夫妻の娘ジュディも恐ろしい目に遭う場面があります(ここでアナベル人形が!)。

なかなか怖くて、いい話でもあったので、続編(?)も機会あれば見たいですね。