山岸凉子の怖すぎるマンガBest5
これも書きたいな~と思ってた記事。この人の絵はけっこう好き嫌い分かれると思うけど、話は一級品に怖いものばかり(短編ね)。個人的なベストだけど、世間的にも(?)代表作ではあると思います。
第5位 化野の…(あだしのの…)
家路を急いでいたはずの主人公の女性。ところが、行けども行けども知らないところへ出てしまい…エンドレスの怖さ
第4位 夜叉御前(やしゃごぜん)
山奥の古い家屋へ家族と越してきた主人公。家の中で見かける「鬼」の正体は? さらに、ある夜、一人眠る彼女におおいかぶさってくる黒い影……ラスト前7ページ目の一場面で今までの怪異を全て説明してしまう山岸先生がすごすぎる!
第3位 キルケー
ハイキングに来て、道に迷ってしまった少年少女たち。夕闇迫る中、灯りを見つけ、近づいてみると立派な洋館が……洋館の女主人のビジュアルが忘れられない(その正体も!)
第2位 悪夢
メイは悪夢に悩んでいた。そこでは自分が10歳位の少女になっていて、法廷と呼ばれる場所に立っている。友達もボーイフレンドもいて充実しているはずなのに……何を書いてもネタバレしてしまいそうなので、とにかく読んでと言うほかない。
第1位 汐の声(しおのこえ)
はじめて読んだとき、怖すぎて、あるページが直視できなかった作品(でもダンナは怖くないって言ってたから人によるのかな?)。
TVの心霊番組の収録で「果無館」と呼ばれる幽霊屋敷にやってきたサワ。子供の頃に一度偶然火事を予知しただけで、自分には霊能力がないことはわかっているサワだが、彼女の収入に頼る両親の手前、やめたいと言えない。やがてサワは少女の姿を時折目にするようになるが、他の霊能者は誰も見ていないし、スタッフも子供なんていないと言う。恐ろしい現象が続き、精神的に限界に達したサワ。何も画が撮れないスタッフたちは、一人騒ぐサワに乗って番組を作ってしまおうとする……もう、もう、あの「少女」の姿だよね! これに尽きる。もともとサワには霊能力があったのか、彼女の境遇とサワの境遇が重なるところが多かったためなのか……