フランソワ・オゾン監督
ホラー映画ではない。でもなんだかジワジワ嫌な展開になっていくのが癖になる(笑。
気づけば4作見ていた。まだいっぱいあるみたいで、今後もチェックしていく予定。心理的にゾワゾワしたい人(マゾな人?)にオススメ。血しぶきはありませんし~。
一番オススメはコレ。
とにかくクロード役の男の子、超絶な色気。主人公夫婦が振り回され、破綻してしまう。高校生クロードが創作した小説を担任の文学教諭が指導するのですが、いつしか続きが気になって仕方がないシェヘラザードの話を待つ王様状態。現実の展開かと思いきや…創作部分でした~ってな展開が多いので、苦手な人は怒り出してしまいそうだが。
これもラストのどんでん返しがスゴイ。初老のミステリー作家サラが別荘で執筆してるのですが、奔放な娘ジュリーが現れ、次々男を連れ込む。それを観察するサラは様々な妄想を膨らませてゆき…
一般的にはこれが一番見やすいかも。華やかだし、ミステリだし。あ、でも舞台劇見てるみたいだし、突然ミュージカルになるし、そういうのニガテな人はダメかな。
この女優さん、スゴイ、体当たりの演技。おフランスなんで、親とはいえ恋愛は自由。が、17歳のイザベル、バカンス先でバージンを捨てたとたん、いきなり売春婦に。いったいなぜ???いろいろ不満は抱えてそうですが、最後まで語られることはありません。そこがアメリカ映画と違うとこで、もやもやしちゃうかもしれません。
てか、わかってなかったけど、オゾン監督って男性だったのね! 意地悪な視点がすごいから、絶対女性だと思いこんでた(笑。