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妖怪百物語(1968年 日本)

おなじみの妖怪たちジバニャンじゃないよ)が実写で登場! 勧善懲悪時代劇! 

妖怪百物語 [DVD]

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豪商・但馬屋利右衛門はの堀田豊前守や町内の権力者を抱き込んで、貧しいながらもつましく暮らしている人々の住む長屋を無理やり取り壊し、岡場所を作って利益を上げようと目論んだ。そして、余興として豊前守らを招いて、百物語の会を催す。これは、百話の怪談をひとつ語り終る度に百本の灯りを一つずつ消していくもので、最後の灯りが消えたとき、妖怪が出ると言われていた。そのため、百物語の終りには必ず、憑き物落しの呪い(まじない)を行う作法になっていた。

だが利右衛門は、百物語が終っても呪いを施さず、客たちに土産の小判を渡してさっさと帰してしまったのである。怪異はすぐに現れた。帰途についた客たちは置行堀の不気味な声に脅されて、小判をすべて堀の中に吸い込まれてしまったのだ。

一方、豊前守らは百物語の会に潜り込んでいた若い浪人を警戒する。自分たちの不正を探っているのではないかというのである。また、但馬屋は長屋の取り壊し中止を求める住民の嘆願を握りつぶし、やってきた甚兵衛を殺害、強引に工事を始め、長屋の敷地に祭られていた古い社もつぶしてしまった。たちまち怪異が起こり、妖怪が出現、指揮していた但馬屋の手代の重助は店に逃げ帰る。但馬屋利右衛門は重助と共に様子を見に行くが…(Wikiより引用)

 

この若い浪人(安太郎)がなかなか男前(笑。謎の人物で腕が立ち長屋の人たちの味方なんだけど最後にエライ人のお目付け役(?)堀田の悪巧みを暴こうとしていたことがわかります。典型的な勧善懲悪の時代劇です。悪いヤツは妖怪たちに懲らしめられるぞ

怪談を語る噺家八代目林家正蔵が本人役で登場。さすがの語り口調。今のこぶ平さんはこの人から襲名したんすかね?お祖父さんが七代目だけど…ここでは関係ない話ですが。

水木しげる先生の漫画などを参考に造形した妖怪たち…ほほえましく見てみよう。最後の行進なんてなかなか。