ピラニア(1978年 アメリカ)
『ジョーズ』の亜流作品と位置づけられてますが、わりとちゃんとした生物パニック映画です。…が、正直、アジャ監督リメイク『ピラニア3D』(2010年 アメリカ)の方が面白かったかも。
〈ストーリー〉夜の山中をハイキング中、偶然見つけた施設に入り込んだカップルが、施設内のプールで何かに襲われた。数日後、行方不明となった二人を探すため現地にやって来た女性調査員マギーは、酔いどれガイドのグローガンを雇って足取りを追い、施設へたどり着く。そこは陸軍の極秘施設であり、プールには兵器として品種改良されたピラニアが飼育されていた。プールの中を確認しようとマギーが水を抜いたことにより、獰猛な群れは河川に放たれ、殺戮を繰り返しながら下流のキャンプ場に迫る。(Wikiより引用)
言ってしまえば…おっちょこちょいのマギーが、いきなりプールの水を抜いたのが始まりなんです。その抜けっぷりは映画冒頭から表現されてますが、相棒ポール(・グローガン)共々、何とか下流の方々に危機を知らせようともがくのですが、後手後手に回り…リゾート開発地は阿鼻叫喚の地獄絵図に。まだ、ポールの娘の方がしっかりしてますね(キャンプで襲われている皆を助けにボートを繰り出す…エエ子や)。でもって、ポールの奮闘により、工場廃液が流され、殺人ピラニアは全滅。軍の極秘実験に関わってた女博士が「(海に万が一流れたとしても)淡水でしか生きられない魚なので、死滅します」と不気味な微笑みと共に説明してお終い。
が、映画見た方は知ってると思いますが、殺人ピラニアは海水でも生きられるように改良されていたのだ…あの女博士はそれを知っていたはず(主研究者だった博士と親しかった様子なので)。
リメイクがオリジナルを凌駕するのはあまりなかったのですが、この作品の場合は『ピラニア3D』の方がハラハラドキドキして面白かった(なおかつグロ度も倍増)ので、リメイクを薦めてしまいますね。