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スケア・キャンペーン(2016年 オーストラリア)

ドッキリ番組を撮りに廃病院へ行ったスタッフたちがドッキリを仕掛けたはずの男に次々と殺され……なんとなく予想はついてしまったけど悪くない展開です。 

スケア・キャンペーン [DVD]

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この「スケア・キャンペーン」はドッキリ番組の名前なんだけど、結構幽霊のメイクとか効果音とか対象者をマジでビビらせる。日本では一般人にここまでやったら後で訴えられそうなほど追いつめる。が、しかし、長くやってると飽きられていくのは世の常で、製作スタッフたちは女性上司に「ネットで無料配信されてる『マスクフリークス』に若い視聴者を取られてる!」とどやされる。

では、と次回作を撮りに訪れたのは元精神病院の廃屋。そこにターゲットの男性がやってくるが、じつは彼は子供の頃ここに入院していた元患者。異様な言動にスタッフ兼女優のエマは彼を追いつめることに危機感を覚える。危惧した通り、男はキレてスタッフたちを次々手にかけていく……

(以下ネタバレ

  

 

 

この殺人劇……じつはエマを騙してスタッフたちが作り上げた逆ドッキリだったのです。それを知らずにエマは新進女優のアビーを懸命に守ろうとします。が、さらに驚いたことに仕掛け人マーカスの知らないところで本当にスタッフたちが惨殺されていくのです。マーカスはエマに全てを打ち明け、共に逃げようとしますが、二人の前に現れたのはあの「マスクフリークス」の連中彼らが配信していた動画はホンモノの殺人だったわけです。そのターゲットとして今回選ばれてしまったのがエマたちというわけ。ややこしい? いや、そうでもない? 「マスクフリークス」たちは仮面の下の素顔はかなり若者。ということは……そう、予想通り彼らを手引きしていたのはアビーだったのです。

マーカスは火あぶりにされる直前、アビーが「マスクフリークス」の仲間なのを知り、彼女と一緒に逃げたエマの安否に絶望します。一方、エマはアビーを連れて安全地帯まで走り「もうすぐよ、私たち助かったわ」てなことを言ってるところでエンド。

この展開、個人的には途中で予想がついてしまった。そこまでは楽しんで見ましたね。