ゴースト・ハウス(2007年 アメリカ)
あの『The EYE』のパン兄弟監督…と聞いて期待して見たら、ごくごく普通の幽霊モノだった。ラスト少しだけひとひねりありました。
何者かに次々襲われる家族…いわくありげなオープニングはいいですね。その田舎家に数年後、ある決意を持って引っ越してくるソロモン家。シカゴからノースダコタへ。父ロイは新しく買ったこの家と土地で、心機一転、ひまわりを育てて生計を立てるつもりのようです。母デニースはともかく、長女のジェシカは不満いっぱい。あと幼い弟ベン(めちゃカワイイ)がいます。大きさは立派ですが、古さは否めない家。しかもやたらとカラスが飛んでいる。ロイがカラスに襲われかけたところを銃で追い払ってくれたのをきっかけにジョンという男性を雇うことに。弟と二人きりで留守番した夜から、得体の知れない何者かに襲われるジェシカ。この家に以前住んでいたローリンズ一家に何かあったのでは?とジョンに相談するのだが……
(以下ネタバレ)
ジョン、一見すごくいい人なんですけど、ここに唯一出てくる家族以外の人物ということで、どうしても疑って見てしまうのです。んで、それはど真ん中に当たり(笑、じつはジョンはローリンズ家の主人で、この家でひまわりを育ってていた。ところが不作の年、妻が子供を連れて家を出ようとしているのに気づき、怒り爆発。オープニングの一家皆殺しに及んだ…というわけなんです。そのことを忘れてたのか、なんなのか、カラスに襲われた際、過去の記憶と混同し、デニースとベンを妻と息子と思い込み、殺そうとします。ここからソロモン一家VSジョンの対決となりますが、意外とあっけなく、なぜか地下室が沼化(?)し、ジョンの家族(幽霊)がジョンを沼に引きずり込み、ジョンは沼の中に消えました。
フツーこんなことあったら家出るだろ? そんな我々の思いもむなしく(?)、ソロモン一家は家に住み続け、ひまわり畑もたわわに実り…という幸せエンディング。
どうやら2があるようなのですが、前日譚(ローリンズ一家の話?)みたいだし、カカシが恐ろしいものになるようだし、あまり期待しない方がよい内容みたいです。