Horror好きが行く!

怖いもの好きが書く映画・本・もろもろの記録

死霊高校(2015年 アメリカ)

POV方式なので揺れる画面もツライが、前半のカメラ係ライアンのKYぶりにあなたは耐えられるか??? 

20年前にビアトリス高校で舞台の上演中不幸な事故により一人の生徒が死亡。20年ぶりに同じ舞台劇『絞首台』上演される前夜軽い気持ちで深夜の学校へ忍び込んだ4人の高校生が謎の絞首刑人に襲われる

(以下ネタバレ含む感想)

 

 

なんだかね~、これ、POVでやる必要があったのか?というのが率直な感想。別に普通に撮っても充分怖くできたと思う。設定としては面白いし。前半、高校生たちがいっぱい登場しますが、本番は深夜の学校なので、以下の4人しかいません。

ライアン

カメラ係? 舞台劇に嫌々参加している感じ(たぶん単位がかかってるんだと思う)。周りに茶々入れてばかりで、とにかく最悪なヤツ(笑。窮地に陥っても人のせいにするか、わめくばかりで、本当にウザイ

リース

ライアンの親友。アメフト選手だったのに、わざわざ部活まで辞めて劇に参加している。劇の主役でラストに縛り首になるのだが、とにかく演技が下手。しかし性格は良さそう(ライアンと比べるとだが)。

キャシディ

ライアンの彼女で、チアガール。劇の参加者たちをオタク呼ばわりする典型的なアーパー女。ライアンとお似合いだぜ。

ファイファー

劇のヒロイン。かなり気合が入っていて、ライアンとキャシディは影でバカにしていた。じつはリースは彼女が好きで、彼女に誘われたので、劇をやることに。深夜の侵入作戦には入ってなかったはずだが、外でリースの車を見かけたので入ってきたという

 

演技が下手すぎるリースのために、小道具を壊して上演中止に追い込もうというライアンの提案で、深夜、高校に忍び込むのだが、なぜか閉じ込められて電話も不通。出口を探しているうちに、謎の部屋で突然ビデオが流れ、20年前に舞台で絞首台が壊れていて本当に死んでしまったチャーリーがじつは代役だったことがわかる。本来やるはずだったのは、 リースの父親

ライアン、キャシディと絞首人の姿をした謎の人物に殺されていくリースはファイファーを救うべく(?、自ら舞台通り絞首刑になる最期を遂げる

そして最後まで生き残ったファイファー…警察が家に踏み込むと、異様な部屋の中でファイファーの髪をとかしている母親…彼女こそ、チャーリーの恋人だった女生徒。つまり、謎の絞首人はファイファーの母だった? でもチャーリーの霊がやっているような節もあり…最後のファイファー親娘の目つきも変だったし、全てはチャーリーに操られてのこと? それにしてもリースのお父さんも…劇の参加に反対している場面はあったけど、もっと強く止めろよ。結局、何の関係もない息子が理不尽な復讐の的に

いろいろ不自然な場面はあるけど(笑、ファイファーの正体は意外だった。