スケア・キャンペーン(2016年 オーストラリア)
ドッキリ番組を撮りに廃病院へ行ったスタッフたちが、ドッキリを仕掛けたはずの男に次々と殺され……なんとなく予想はついてしまったけど悪くない展開です。
この「スケア・キャンペーン」はドッキリ番組の名前なんだけど、結構幽霊のメイクとか効果音とか対象者をマジでビビらせる。日本では一般人にここまでやったら後で訴えられそうなほど追いつめる。が、しかし、長くやってると飽きられていくのは世の常で、製作スタッフたちは女性上司に「ネットで無料配信されてる『マスクフリークス』に若い視聴者を取られてる!」とどやされる。
では、と次回作を撮りに訪れたのは元精神病院の廃屋。そこにターゲットの男性がやってくるが、じつは彼は子供の頃ここに入院していた元患者。異様な言動にスタッフ兼女優のエマは彼を追いつめることに危機感を覚える。危惧した通り、男はキレてスタッフたちを次々手にかけていく……
(以下ネタバレ)
続きを読むソイレント・グリーン(1973年 アメリカ)
以前から見たかったカルト(?)SF。しかし長いし、オチを知ってたので(ダメだろ、それ)、ディストピア映像を味わう……って、2022年ってもうすぐじゃん(笑)。
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<ストーリー>
2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。そしてある夜ソイレント社の幹部サイモンソン(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。
そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを知る。慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最期を見届けることになる。草原や大海原などの映像とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の響きに包まれてソルが死んだ後、ソーンはその遺言に従い、裏づけをとるために死体を追跡する。そしてソルをはじめ多数の死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ……(Wikiより引用)
このソーン刑事のやろうとしていることが(捜査?)何だかよくわからず見ていったのですが、サイモンソンの家から持ち出したソイレント社の社史(?)をソルが読んだことにより、驚愕の事実がわかるわけです。まあ、それがオチなんですけどね。ここまで読んで察しのいい人はわかってしまうかもしれません。
さすがに1973年の未来観だけあって、コンピューターゲームとかパソコン(?)もあまり発展していない。70年代じたいが今見てもすばらしいインテリアだけあって家具調度はいい。そうそう”家具”といえば、驚くべき描写がありますね。若くて綺麗な女の子ならいい生活ができます。ただし”家具”扱いですが。
右の画像の緑色のクラッカーみたいなのが”ソイレント・グリーン”です
CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ(2014年 ベルギー)
カブって何ぞや? と思ったらボーイスカウトの隊の名前だったのね(笑)。大人は隊長・副隊長・調理係(女)の三人だけで、あとは10歳そこそこの子供たち。そんなメンツで行方不明頻発の森の中へ向かうって……これはB級か。個人的にはZ級でした。
*DVDは出てないようです
製作はベルギーですが、舞台はフランスの端っこのようです。山の中。まあ色々ゴタゴタあり、殺人鬼が姿を現し、次々血祭にあげられていくカブ隊の面々。多少捻りがあるとすれば……サム少年のことですかね。ん~、殺人鬼さんのやり方は『クライモリ』シリーズに似てるかな。
ヴィジット(2015年 アメリカ)
シャマラン監督の久々にオチありきの映画。このオチ(真相)に向けてひたすらがんばっている感じが画面からヒシヒシと伝わってきました(笑)。でもまあ……顔にオムツ当てられるのは嫌だなぁ。
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原題のVisit=訪問って意味なんですが、十代前半の姉弟が片田舎にある祖父母(母の両親)の家を一週間ほど訪ねる話。姉ベッカは映像作家を目指しているのか、祖父母と母の確執を解消すべくビデオで記録映画のようなものを撮っています。2歳下の弟タイラーは生意気ざかり。ヘタなラップがご愛嬌です。
初めて会った祖父母は優しく、姉弟は安心しましたが、夜中にお祖母ちゃんはゲロ吐いてるわ、お祖父ちゃんは小屋に汚したオムツためてるわ……。お互いから「お祖父ちゃん(お祖母ちゃん)は病気なの。傷つくから言わないであげて」と口止めされ、「まあ歳だし仕方ないかな」と姉弟も納得するんですが、日が経つにつれ、「ボケてるし」じゃすまない奇行を目にするようになり……
(以下ネタバレ)
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