機械じかけの小児病棟(2005年 スペイン)
閉鎖が決まっている古い病院。なにか出る? 出ますよ~(笑。『REC』シリーズを撮ったジャウマ・バラゲロの過去作。
イギリスのワイト島にあるマーシー・フォールズ小児病院。100年近い歴史がある病院は老朽化のため閉鎖が決まっていて、引越しもほぼ済んでいたが、突然大規模な列車衝突事故が起こり、移転先の病床がうまってしまったため、小児病棟だけ移転を待たされる形になってしまった。
冒頭何かに怯えた様子だった看護師のスーザンが突然辞めたため、後任として雇われた夜間看護師エイミー(キャリスタ・フロックハート…と言えばドラマ『アリーmyラブ』とか激痩せ報道のイメージが強いっすね)。
小児病棟の子供たちは一見普通に見えるが、夜間物音に異常に怯えることがあった。その雰囲気を助長しているのが患者マギーの態度ではないかと思ったエイミーは彼女に親身に接していく。心を開いていったマギーは”シャーロット”という見えない友人の存在を明かす。”シャーロット”は機械仕掛けなのだという……
オープニングクレジットから雰囲気たっぷりでよかった。古い病院…って、日本も外国も不気味なのは一緒ですね。ぶっちゃけてしまうと敵は「幽霊」なんですが、意外と直接的な攻撃をしかけてくる霊で、ラスト近くには人がけっこう死にます。そしてこの”シャーロット”の正体もなかなかヒネリが効いてて面白い。なるほど、機械じかけってこういうことか~って感じです。