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Horror好きが行く!

怖いもの好きが書く映画・本・もろもろの記録

フッテージ(2012年 アメリカ)

かつて実録犯罪モノでベストセラー作家となった主人公が再起を賭けて引っ越してきたのは前住人が首吊りした家だった~。う~ん、色々個人的には複雑な感想。 

フッテージ スペシャル・プライス [DVD]

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ノンフィクション作家エリソン(父)、トレイシー(母)、トレヴァー(兄)、アシュリー(妹)のオズワルト一家。事件があった格安のお家に越してきたのですが…家はモダンでキレイだから、何の問題もなし。一家首吊り事件はエリソン以外知らないので問題なし(いや、アリアリだ)。エリソンは10年前『流血のケンタッキー』で一躍有名になったがその後泣かず飛ばず。おかげで今まで住んでいた家も手放すはめになり、「しばらく外食はナシね」とお母ちゃんも言っている。財政が逼迫してる状況。そこでエリソンは、前住人スティーブンソン家の事件(末娘のみ行方不明、しかも未解決)を調べ上げ本にしようとしていたのだ

しかし、荷物を積み降ろしていると、早速パトカーが2台。ちょっと尋常じゃない。しかも保安官長は「今すぐここから出て行ってほしい」と歓迎してない様子。『流血~』で警察の捜査のミスを指摘したことが気に入らないだけなんだろうな~フンフン、と気にせず屋根裏へ荷物を運んだエリソンは覚えのない箱を見つける箱の中身は8ミリフィルム(=フッテージと映写機。落ち着いた夜に、一人仕事部屋で見てみると…大変なものが映っていた!

 

このフィルムたちが秀逸幸せそうな一家の様子が場面転換するといきなり

(内容を知りたくない人もいると思うので、ネタバレの方に

 

子供たちの様子がおかしくなり、妻にスティーブンソン家のことがバレ、それでも執筆を優先するエリソンに一家崩壊の危機が迫る

(以下感想とともにネタバレ) 

 

 

 

 とりあえず、フィルムの内容ね。

「家族一緒に(2011)」

この家で起こったスティーブンソン家の事件。庭の樹で楽しそうに遊ぶ一家。場面が変わると、頭に袋を被せられ、全員がその枝で首を吊らされる…末娘ステファニーだけが行方不明

「おやすみの時間(1998)」

ミラー家の事件。ベッドに縛られた状態の家族の喉をナイフで切る何者か…長男クリストファーだけが行方不明

「芝刈り(1986)」

一家団欒の幸せそうな夜。場面が変わると、なぜか夜半に芝刈り? 芝刈り機の向かった先は縛りつけられ寝かされた父親…ここもかわいい娘行方不明

「バーベキュー(1979)」

マルティネス家の事件。川辺で釣りを楽しむ3人家族…場面が変わると、車の中で縛られ焼き殺される父親と母親9歳の息子のみ行方不明

「プールパーティ(1966)」

家のプールで穏やかに食事を楽しむ家族。場面が変わり、夜のプールで、ビーチベッドに縛り付けられた家族が次々と縄で引っぱられプールの中へ幼い男の子がやはり行方不明

 

 もうほぼ最初の方からオカルト映画ですよな場面がチラホラ(だいたい原題『Sinister』が「邪悪な」という意味らしいし)。フィルムの中で見た妙な紋章を調べると、子供の魂を好物とする悪魔ブクールのマークだとわかるし。行方不明の子供が描いたらしき絵の中に「ミスター・ブクール」って書かれてるし。屋根裏に何かの気配を感じ、行ってみると、フィルムを上映している行方不明の子供たち(の霊?)が!

こいつはヤバイとさすがに思ったエリソンはフィルムと映写機を燃やし元の家に戻るんだけど…時すでに遅し、屋根裏に焼いたはずのあの箱が戻ってるし。そして中には「未公開エンディング」と記された何枚ものフィルムが…つなげて見ようとする作家の性。と、そのとき電話が。ようやく副保安官この人は協力的でいろいろ調べてくれた)からの電話に出る。そして大事なことが判明。引越しちゃいけなかったのよスティーブンソン家の前の家はミラー家ミラー家が住んでいたのは芝刈り機事件の家…とプールの溺死事件の家までさかのぼって繋がっていた。…って、おめ~、引っ越せって言ってたじゃないか、副保安官!

暗澹たる気持ちで電話を切り、未公開エンディングを見ると首吊りを用意したのはステファニー。車を燃やしたのも9歳の息子。プールで家族を溺死させたのも、芝刈り機で家族を刈ったのも、喉をかき切ったのも…みな行方不明の子供たちだった

フラフラしながら、娘の入れてくれたコーヒーを飲むと、メッセージが置いてあったことに気づく。「おやすみ、パパ」と。一服盛られてしまった。気づくと縛りつけられ、すぐ側には同様の妻と息子も。娘アシュリーは斧とカメラを手に「パパをもう一度有名にしてあげる」と無邪気な笑顔。新しく描き加えられた絵からすると、斧でバラバラにされたようです…そして新しいフィルム「お絵かき(2012)」が加わりましたとさ。アシュリーはブクールに抱きかかえられ仲間の子供たちのもとへ

 

フッテージが強烈なものばかりだっただけに期待が高まったけど、フタを開けてみれば、オカルト展開かぁ~、それなら小さな子たちも大人たちを殺せるよね。まあ、これを現実的な展開にしちゃうとシャレになんないからなんだろうけど。

しかもバッドエンディングなのがな~。途中までのんびりしてんのに、元の家に戻ってからが急速すぎるのも。2もあるそうですが…もういいかな~、個人的には。