フレディVSジェイソン(2003年 アメリカ)
世紀の対決(?)に巻き込まれたエルム街の子供たちは生き残れるのか? ま~、そんなことどうでもいいってくらい「なんでもあり」って作中人物にも言わせてるし!
冒頭、フレディおじさんの愚痴からはじまります。「フレディって誰や?」って人は以下でおさらいしてから見るといいと思います。
つ~か、そうすると「ジェイソンって誰や?」になるので…(すいません。このブログ13金の記事一個も無いの…)そういう人はおそらく見ないだろう(笑。
ま、とにかく親や警察が必死に緘口令をひいたおかげで、エルム街ではフレディの存在を子供たちは知りません。子供たちの恐怖を糧に生きてきた(?)フレディには耐えられない状態。そこで現実の殺人鬼ジェイソンをお母さん(13金1作目の犯人ですね)に化けて言いきかせ、エルム街の子供たちを殺させつつ、自分への恐怖をよみがえらせ、力を取り戻すという作戦に出た。
ヒロインはローリ。あの例の家に父親と二人暮らしである。父親が不在の隙に親友キーアとギブが彼氏とその友達を連れてくる。ローリは14歳のとき突如いなくなったボーイフレンド、ウィルが忘れられずにいた。母親が謎の事故死を遂げたのもその頃。で、いろんな意味で「過去は忘れなよ~」って感じで新しい男を紹介しようとする親友たちだったのだ。が、人の家でイチャコラしていたギブの彼氏がジェイソンにさっそく惨殺され、大騒ぎで飛び出すローリたち。フレディの名を耳にしたローリは警察署ではじめて悪夢を見る。この場面は『エルム街~』の初期っぽくて良いです。
一方、街の精神病院(3作目と同じ?)にはウィルと親友チャーリーの姿が。ヒプノシルって薬を飲みなさいって看護師が配ってるんだけど、背後のTVでローリの家で殺人事件があったというニュースを見てしまい、あわてて消す看護師だったが、ウィルはローリが心配で、チャーリーとともに病院を脱出(意外と簡単…)。
ま、間にも何やかやあるのですが、トウモロコシ畑でパーティをしてた若者たちがジェイソンにバンバン殺されてく辺りから、フレディも力を取り戻しつつあるんですけど、獲物(ギブ)をジェイソンに横取りされ、殺されると、フレディは「しまった、これじゃあオレが楽しめないじゃん」とジェイソンをやっつけようとするんですわ。勝手だよねぇ(笑。
夢の世界では不死身なフレディはジェイソンをこれでもかと痛めつける(ちょっとジェイソンがかわいそうになる)。で、死んだかなぁ~(って表現も変だけど)と思われたジェイソンだったが、ローリたちによってジェイソンはクリスタルレイク(ジェイソンの生息地)へ運ばれていた。ローリが眠って、フレディを現実に引きずり出し、ジェイソンと対決させようという腹だったのね。さてさてうまくいくのでしょうか…
(どうでもいいでしょうが以下ネタバレ)
途中からどうでもよくなっていきました~(キーアとトレイの思わぬ奮闘にはちょっぴり感動しましたが)。エルム街シリーズは好きなんだけど…なんかここまでハチャメチャだと、さすがにかばいきれない(笑。ただ脚本はかなり頭をひねったようです(そうか??)。
というか、お互い不死身の存在じゃん、すでに。それが血を流して戦ってる時点で不自然さが…。で、二人がファイトしている間にローリたちがガスタンク使って(なぜ廃れたキャンプ場にあんなに可燃物があるのかもかなりツッコミたい)、二人とも爆死させるという(笑。が、しつこくもフレディーが湖から上がってきてローリとウィルにナタを振り上げ…そこへ「そりゃ~オラの武器だっ!」とは言ってないけど(しゃべらないので)背後からジェイソンがフレディの鉤爪ついた腕をフレディの腹にグサリ。で、思わず落としたナタをローリが振り上げ、フレディの首チョンパ。ジェイソンも虫の息(?)だったらしく、同時に湖へ沈む。ヨロヨロと現場を去るローリとウィルの姿でエンディング。
Wikiによると、ローリとウィルが結ばれ(ローリ処女だったらしいので)、直後にウィルの右腕が鉤爪(フレディの手ね?)になるエンディングがあったらしいが不評だったよう(笑。そういえば途中フレディが夢世界でローリの股の中へ鉤爪突っ込もうとする場面があったから…あってもいいエンディングだったかも。実際追加されたのは、ジェイソンが湖から上がってきて、その手に握られたフレディーの生首が笑うってやつですが。この作品でフレディ役のロバート・イングランド氏、引退してます。お疲れ様です。