Horror好きが行く!

怖いもの好きが書く映画・本・もろもろの記録

赤ずきん映画今昔

そんなジャンルありませんが、たまたま同じモチーフの映画を2本続けて見たので、ちょいと感想(たいしたことないですです)。まず昔の方…

狼の血族1984年 イギリス) 

狼の血族 [Blu-ray]

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って、これ、一番の見どころがジャケ写になっちゃってる(笑。要は赤頭巾と狼男が出会ったらどうなるのか?的話で、これもまだ女の子(女になってないってことね)の異性への羨望と相反する畏怖があらわれた夢のような物語が入れ子式に語られてくだけなんで…正直退屈でしたニール・ジョーダンの作品じたいは好きなんですけど)。とにかく見どころはCGの無かった頃の特殊効果による狼男変身シーンのみ人間の皮を脱ぎ捨てるような感じがいろんな意味でスゴイ)。時折、きれいな場面はあるんですけど、早送りしながら見ても大丈夫かも(オイ!)。

アンジェラ・カーターの作品が原案になってます(これも同じような内容なら倉橋由美子の『大人のための残酷童話』の方がオススメです)。 

血染めの部屋―大人のための幻想童話 (ちくま文庫)

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で、今のやつ…アイドル映画やん! 

赤ずきん(2010年 アメリカ)

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赤ずきんヴァレリーを巡る幼なじみ(ピーター)と親にあてがわれた婚約者(ヘンリー)の三角関係が軸となり、村に出現する人狼は誰か?というミステリ要素も多少ありますが少女マンガみたいですね、これも。 女の子も男の子もキレイで線が細い!

で、肝心の変身シーンありゃしない! せっかくCGでやれる時代になぜ?…と思ったら、「誰が狼男なのか?」が映画の肝のようでそれじゃ正体は写せないよね。とはいえ、判明した正体も「それで?」って感じだったので…。

ヴァレリーとピーターが美しいカップルなので彼らに感情移入できれば楽しめるかもしれませぬ

 

次はちゃんとしたホラー見ようと思います。